[book]檀流クッキング
2006年10月03日(火)17:10|小向
小向です。
檀流。。。作家の檀一雄が書いた料理の本です。
今日はこの「檀流クッキング」という本をご紹介します。
以前、餃子の餡で餃子にキャベツはよろしくないとか勝手なことをほざいておりますが、
料理に興味をもち、実際に料理をはじめたころに読んだのがこの本なのです。
新聞に連載
この本、某新聞に連載モノとして書かれたものを一冊にまとめたものです。
しかしこの本、普通の料理本とはだいぶ違います。
ココが変
普通、料理の本では、調味料の分量が載っていますが、この本にはほとんど載っていません。
また、料理の写真や挿絵がまったくありません。(私がもっているのは文庫本なので、もしかしたら、単行本には写真や挿絵が載っているかもしれません。)
まさに文章のみなのですが、不思議とこの本を読むと「この料理、作ってみたい」「あの料理、食べてみたい」と思わせる魅力があります。
変な本でしょう?
載っている料理は92種
「春から夏へ」「夏から秋へ」といった具合に季節ごとに4つに分けられており、
紹介されている料理の総数は92種に上ります。
酒がほしくなったり、白いご飯がほしくなったりするメニューがズラリとならんでいます。
最初から読む必要はありません。自分の気に入った料理から読み始めましょう。
あちこちを放浪
この檀一雄って人は中国、ロシア、スペインなど、いろいろな国を放浪し、現地で暮らしています。
だから、紹介されている料理は実体験に基づいており、放浪先の近所の食堂で教えてもらった料理や現地のオバちゃんが教えてくれた家庭料理など、オリジナリティにあふれています。
この辺が檀流と言わしめる所以でしょう。
作ってみましょう
では、次に92種類ある料理から何かひとつを選んで作ってみましょう。。。
ある程度、料理をしている人ならばともかく、初心者であればまず失敗するでしょう。(もし、初心者でありながらうまく作ることができたあなた、あなたは料理の天才かも。。。)
調味料の分量がかいていないのだから当然なことです。
私も随分と失敗しました。
失敗したからといって「この本はヒドイ」とか言わないように。。。
「味付けに関しては自分の裁量で決めなさい」
と暗に言っているのです。
「初心者なんだから裁量なんてわからねぇや」とか言わないで、もう1度同じ料理を作ってみましょう。
前回失敗した経験からあれこれ考え味付けをかえたりしてみることでしょう。
これが重要なのです。こういう試行錯誤を繰り返すことによって「檀流」から次第に「自分流」の料理になっていくと私は思います。
この地上で、私は買い出しほど、好きな仕事はない
作者がこう言っています。
料理を作る人の言葉であり、作ることに並々ならぬ愛情と喜びを感じます。
そう、料理を作るって楽しいんですよ。
機会があれば、この本を読んでみてください。
■檀流クッキング