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受託開発とサービスを比べる意味はない

このエントリをdel.icio.usに追加このエントリをはてなブックマークに追加 |2008年10月14日(火)09:00|hisasue

Webシステムの開発力がある組織または個人にとって、
Webシステムにおける受託開発かサービスかとかそういう選択は割とどうでも良く、
また、それぞれの未来について言えば大して違わないと思います。


Webシステムに対する需要はどんどん多様化し、それに伴って供給も多様化しています。


需要と供給は大きな主流といくつかの支流からなる単純な構造からどんどん分枝し、
その面積を広げています。
支流の統廃合や支流から主流へ変化することもあるでしょう。


受託開発やサービスに対する需要はより財力のある供給者によって
細分化されたものが供給されていくのだと思います。
また、サービスによって満たされるようになる受託開発需要もありますが、
需要の多様化はサービスが受託開発需要を奪う速度よりも早いと考えられます。


これは、Webのシステム開発が個人レベルでも高度なものを構築できる環境が整っていることがあり、財力のあるプレイヤーは個人の多様性を利用/協調することが競争優位になるからです。
あるいは強いられるからです。


アイデアという無形のものは常に実際に形作られるものより
圧倒的に多いのです。アイデアは常に供給過多なのです。
受託開発またはサービスにとって、アイデアの量とは需要です。
需要は際限なく存在するのです。


つまり、多くが財力のあるサービス供給者や、柔軟な受託開発供給者によって供給されるとしても、それらが全ての需要の多様化に勝るスピードで供給能力を高くすることは原理的に難しいと考えられます。


ですから、多様化し続ける需要を変革するような大きなイノベーションが生まれるまで、受託開発であろうとサービス提供者であろうと似たような未来があります。


ところで、未来を作っているのは、つかみ所のない「社会」でしょうか?または、大企業でしょうか?
そう感じることもあるかもしれませんが、そうでないことは自明です。


受託開発とサービスで、どの部分が何に対してどのように有利で不利なのか、
今後どのように変わっていくのか/いかないのか。
それが何にかかっているのか/いないのか。
そういうファクターを予測して、自分にとって最良の方向へ向かうことが最も重要だと思います。


それが、受託開発でもサービスでもいわゆる情報産業においては、その価値そのものを
覆すような変革が起こるまでは、需要の多様化が起こり、供給の多様化が求められる中で、
需要の多様化に対応しながらも、次代への変化を見抜く/作り出す方法の一つと言うことです。


蛇足ですが、受託開発とサービスで、個々の組織や個人における状況(どちらが楽しいとか酷いとかも含む)をコントロールしたい/変えたいなら、自分がコントロールできる範囲と、そうでない部分を見極めて慎重に検討し実際に行動する必要があります。繰り返しになりますが、自分にとってコントロール可能なのが会社や業界なのか自分自身なのかあるいは政府や行政なのか、あらゆる可能性を考え、行動することが必要なのです。


少なくともいまの日本において、「いまのところ最良なもの」を見つけたり作り出したりすることは、不可能なほど難しくはないと思います。


(つづくかも)

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